Takaのアメリカ留学日記

2019年8月からアトランタに交換留学。アメリカ生活・社会学で学んだことから「自分らしく」生きることについて気ままに書いています。

【社会学コラムNo.7】女社長は性差別?

今回は社会学コラム第7弾男女格差言葉編

今まではアメリカ社会の経済格差や人種について着目してきましたが、

今回は趣向を変えて、「男女格差

 

そして初回の今回は特に「言葉」に着目します!

 

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本題に入る前に、まずさらっと基本的な概念としてSexualityとGenderについて。

 

◎Sexualityは3つ、Genderは沢山

Sexualityの最初の授業で学ぶ“SexualityとGender”

みなさん違いを知っていますか?

 

まず、SexualityDNAやホルモン等の生物学的な特徴

基本的には、X染色体・Y染色体で決まり、

XYの男性とXXの女性、そして判別が出来ないIntersexがあります。

英語で言うと、male/female/intersex

 

一方で、Gender身体的な性別(Sexuality)に対する自分自身の理解に基づいた、行動や属性

 

英語で言うと、Man/Boy/Woman/Girl/Transgender等々がGenderに当たります。

「女性らしさ(Feminity)」や「男性らしさ(Musculinity)」もGenderを表していて、

それぞれの社会によって男の子(Boy)がどうあるべきか、大人の女性(Woman)がどうあるべきか等が異なることからもGenderは社会によって違います。


◎言葉には性差がある!

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私たちが使う言葉には同じ言葉を使っているようで、男女で違っていたり

それぞれの言葉に男性・女性のイメージがついている等の性差があります。

 

※ここでの「言葉」は言語としての言葉、しぐさ等のノンバーバルなものを含みます

 

その理由としては主に2つあります。

  • 言葉がGenderに対する私たちの考えを表現している
  • 男性と女性は違う言葉を教えられている

それぞれを2つの例で紹介していきます!

 

◎その1 言葉はGenderに対する私たちの考えを表現している

①スポットライティング

これは言葉が男女どちらか一方にスポットライトを当てているということ。

 

例えば、僕がいる大学ではパンサーが大学のマスコットになっていて

アメフトやバスケットのチームを「パンサーズ」なんて言ったりします。

しかし、女性のバスケットチームになると「レディー・パンサーズ」って言います。

 

これはパンサーズがそもそも男性にスポットライトを当てていて、その女性版という捉え方なわけです。

 

日本で考えて思ったのが、そう題名の「女社長

社長が男性にスポットライトを当てていて、その女性版という捉え方なわけです。

 

②女性は男性との関係で定義される

これは男性を表す時、社会での立場や成し遂げたこと、活動で表現するのに対し

女性を表す時、男性との関係(結婚・離婚等)によって頻繁に表現されるということ。

 

あるアメリカの調査では、ニュースの中で

64%、女性は結婚/夫婦関係で表現されたのに対し

12%、男性は結婚/夫婦関係で表現された

という調査結果があります。

 

◎その2 男性と女性は違う言葉を教えられている

 

①語尾上げ、謝罪

みなさん、女性が「~じゃない?」「。そう思わない?」と話している姿って想像できますか?それを男性も同じように、同じくらいしていると思いますか?

 

研究では、女性は男性より語尾を上げる傾向があることがわかっています。

「~じゃない?」と⤴、こんな風に語尾が上がる感じ。

なんとなくそのイメージが自分にはあって、男性の方が断定的なイメージ。

 

それと同様に女性は男性よりも謝罪する傾向が高い調査もあります。

謝罪が多いだけでなく、男性が謝罪する時、女性は“自分も悪かった”と力関係を一緒にする傾向もあるようです。

 

◎会話の遮断

会話をしている時、人の話を断ち切って、別の話をするという話。

 

僕が取っていた社会学の授業で行われた実験で

ある2つの会話の音声テープを学生に聞いてもらい、何回会話の遮断があったのかを調べたそうです。

2つのテープは、1つは男性が女性の会話を5回遮断、もう1つは女性が男性の会話を同じく5回遮断したものです。

 

結果 男性は少なく見積もられ、女性は多く見積もられました

 

同じ回数会話を遮断しているのにも関わらず、です。

 

なぜこれが起こるのか?

これはアメリカ社会の中で女性は遮断するべきじゃない。話を聞く。というイメージがあって、それに反しているからこういう結果が出たと言えます。

 

◎まとめ

言葉による「男女格差」。どうだったでしょうか?

無意識に使っているからこそ、言葉が持つ「男女格差」を捉えるのは難しいと思います。

また、今回はアメリカ社会の研究を元にした話でしたが、もちろん違う社会である日本も全て同じとは限らないし、日本独自の言葉による「男女格差」も存在します。

 

そんなことを考えながら友達や家族と話してみてください。

きっと何か見つかるかもしれません。